【しめ縄の種類を徹底解説】取り付け方も一緒に解説します

しめ縄

皆さん一度はしめ縄をご覧になったことがあるかと思います。
神社の鳥居や神棚などにはさまざまな種類のしめ縄がかかっています。
しめ縄にはいろいろな種類がありますが、皆さんご存じでしょうか?
また、場所によって取りつける種類を変えなければいけないのでしょうか?

この記事を読んでしめ縄の種類や形の違いを確認しましょう。
また、鳥居や神棚でかけなければいけない形の解説もしています。

意外と知らないしめ縄の種類

まずしめ縄の材質の違いについて解説します。
しめ縄の材質はざっくり分けて下記の様になります。

  • わら製(青わらと枯れたわら製)
  • 化繊製
  • 本麻製

があります。

それぞれの材質のメリット・デメリットの解説

わら製しめ縄の特徴

一般的によく見られるしめ縄はわら製のものが多いです。
もともとしめ縄は農家の副業として栄えた為、わらでの作成が主流となりました。

・メリット
しめ縄の本来の形であり、神様に対して失礼がない。
毎年架け替えて新たな気持ちで新年を迎えることができる。
・デメリット
化繊製に比べ、耐久性がない。台風などで切れてしまうことがある。
基本的には毎年交換をする。

化繊製しめ縄の特徴

最近よく見かけるようになってきたのが化繊製のしめ縄です。
わらの入手が困難になってきており、ビニール製のしめ縄が登場しました。

・メリット
最大の特徴は耐久性です。ビニールの為雨風に強く、切れにくい。
よって架け替えの回数が少ないため経済的。
・デメリット
神様のものなのにビニール製でいいのかと気にされる方がいる。
架け替え回数が少ない為汚れが気になる。

本麻製しめ縄の特徴

麻の減少とともに最近ではめったに見かけることがなくなりました。

・メリット
麻は神聖なものであるため神様に対して一番失礼がない。
しめ縄のランクの中では一番いいもの。
・デメリット
希少なので非常に高価である。
耐久性が藁よりない。屋外に向いていない。

しめ縄の形の違い

今度は材質の違いではなく、形の違いについて解説します。

胴締め型(横綱型・鼓胴型)

しめ縄 胴締め型
中心が太く、端に行くにつれて少しずつ細くなっていくのが特徴的です。通常のわら(枯れていて茶色のわら)で作成されることが一般的です。
胴締め型・横綱型・鼓胴型等呼ばれております。

ごぼう締め型(大根締め)

しめ縄 ごぼう締め型
元の部分から均一の太さで撚り合わせ、先の先の部分のみ細くなっているのが特徴的。 青わらで作成することが一般的です。

細締め型

しめ縄 細締め型
ごぼう締めより細く、均一の太さで撚り合わせるしめ縄です。
一般的に神棚などに取り付けられることの多いしめ縄です。

棒締め型

端から端まで均一の太さで撚ってあり、両端がすとんと切落してあるのが特徴的です。
一般的には御神木や鳥居に取り付けられることが多い。

町締め型(成り下げ)

しめ縄 町締め型
細い縄から、わらが垂れ下がっているのが特徴的です。
一般的にはお祭りなどで町の道路などに張り巡らせたり、地鎮祭で笹を囲む際に使われるしめ縄です。

左縄

左縄
神事や地鎮祭などで使われる左撚りの縄です。 機械で作られた縄は右縄がほとんどですが、神事に扱われる縄は左縄が正式です

しめ縄の飾りの違い

垂(〆の子)

しめ縄 垂
まっすぐの藁の束を垂下げた形になります。
通常3箇所、もしくは5箇所付けることが多いです。

しめ縄 房
わらをぼんぼりのように加工した飾りです。
通常3箇所、もしくは5箇所付けることが多いです。

  

神棚や鳥居などに取り付けるしめ縄の種類に決まりはあるのか?

基本的にどこになにをつけなければいけないという決まりはない。

但し、地域によっては決められている場合があります。
その場合はそちらに従ってください。

一般的によく取り付けられる形があるので解説します。

神棚の場合

一般的にごぼう締め型を取り付ける場合が多いです。
小さい神棚ですと細締め型を付ける方もいらっしゃいます。

鳥居の場合

一般的には胴締め型を取り付ける場合が多いです。
また、ごぼう締め型の太いタイプを取り付けている場合もあります。

御神木・石の場合

一般的に棒締め型を取り付ける場合が多いです。
小さい石や細い木の場合は、細締め型もしくは左縄を取り付けることが多いです。

これらが主に取り付けられるしめ縄です。
しかし先ほども言った通りどこにどのしめ縄をつけなければいけないという決まりはありません。
いままで取り付けていたしめ縄と同じ形を継承することが多いので、その際は同じ形のしめ縄を取り付けていただいて構いません。

しめ縄の取り付け方・取り付ける際の注意点

購入したしめ縄を取り付けるとき、どのような点に注意すればいいのでしょうか?
しめ縄の取り付け方やその際の注意点を解説します。

神棚の場合

両端にひもを取り付け、雲板等につけた釘などに掛けて取り付けるのが一般的です。
雲板がない場合は天井にフック等を取り付け、そこからつるして取り付けます。
しめ縄つけ方

つるす際のひもに決まりはありませんが、正式には本麻・精麻で取り付けるのがいいこととされています。
麻には「魔除け」や「神様が宿る」と言われており、神事の際に麻が広く使われ現在も御幣・しめ縄・神事の際の襷・鈴緒・お守りなど広く使われています。
そのため神聖な精麻・本麻で取り付けるといいでしょう。

弊社ではこちらの麻を1本から販売しております。
本麻販売ページ

そこまでこだわりのない場合はビニールの紐等で代用されて構いません。
落ちてこないようにしっかりと固定しましょう。

鳥居の場合

胴締め型は中央部が一番太くなっていますがこの部分を鳥居の横梁より下へたるんで張ることが一般的です。
このたるみ具合に決まりはありませんがあまり弛ませすぎると通行の邪魔になる場合がありますのでご注意ください。

両端に結び代がついている場合は縦の柱と横梁の交差しているところに少なくとも一回転半するように巻き付けます。
しめ縄自体は伸びることはありませんが結び目が緩むこともあるのでビニールのひもなどでしっかりと固定しましょう。

結び目がない場合はあらかじめしめ縄の両端に別のひもを縛り付け、鳥居の柱に結び付ると楽に作業できます。

コツは中央部を脚立などに乗った人に持っていただき、両端を均等に引っ張り、柱に巻き付けると左右対称になります。
房や垂がついているしめ縄の場合は中心がわかりやすいと思います。
紙垂(ギザギザの紙)は最後に取り付けたほうが左右対称になります。

中央部が120mmを超えるような太いしめ縄やどうしても中央部のたるみ具合がうまく調整できない場合は横梁から垂らした
紐で中央部をつるすのも一つの方法です。

いかがだったしょうか?
しめ縄にはさまざまな種類がありますが、皆様に一番合ったしめ縄が見つかれば幸いです。
その他しめ縄のことで相談したい場合は下記のページでなんでもご相談ください。
忠右衛門しめ縄販売サイト